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【ソムメモ】品種探求シリーズ#5『ピノノワール その5』楽しみ方と極上のワイン【ソムリエ解説】

【ソムメモ】品種探求シリーズ#5『ピノノワール その5』楽しみ方と極上のワイン【ソムリエ解説】

最終更新日: 2024年12月25日

ようこそ、「品種探求シリーズ」へ!
このシリーズでは、ワインの世界をもっと深く楽しみたい方のために、各ブドウ品種の魅力や特徴をわかりやすくお伝えしています。初心者の方にも親しみやすい内容で、ワイン選びや楽しみ方の参考になる情報をお届けします。

これまでのシリーズでは、ピノノワールの基本や歴史、世界の産地、醸造や栽培の秘密についてご紹介してきました。この「ピノノワール」という品種がいかに奥深く、多くの愛好家に支持されているかをお伝えできたかと思います。

最終回となる今回は、ピノノワールを実際に楽しむ方法に焦点を当てます。日常的に楽しめるコツから、世界で最も高額なピノノワールの紹介まで、ピノノワールの魅力を存分に引き出すヒントをご紹介します。ピノノワールとの時間をより豊かにするためのアイデアを見つけてみてください!

内容概要

§1.ピノノワールの魅力を最大限に引き出す楽しみ方

・サーブ温度: ピノノワールに最適な温度とは?
・グラス選び: ピノノワール専用のグラスがなぜ重要なのか?
・デカンタージュ: 基本はデカンタしないが、するケースの紹介

§2.食事とのペアリング

・基本の考え方: ピノノワールの味わいを活かす料理選び
・相性の良い料理例
・避けたい料理例

§3.なぜピノノワールの価格は高くなるのか?

・栽培の難しさ
・産地のテロワール(畑の個性)
・生産者の技術と歴史
・希少性と需要

§4.世界で最も高額なピノノワールベスト5

・5位: ルロワ・リシュブール グラン クリュ
・4位: ルロワ・シャンベルタン グラン クリュ
・3位: ドメーヌ ジョルジュ & クリストフ ルーミエ・ミュジニー グラン クリュ
・2位: ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ・ロマネ コンティ グラン クリュ
・1位: ルロワ・ミュジニー グラン クリュ
・TOP10の表

§5.まとめ

・ピノノワールの振り返り
・ピノノワールをもっと楽しむために

§1.ピノノワールの魅力を最大限に引き出す楽しみ方

ピノノワールはその繊細な香りと味わいが特徴の品種です。その魅力を最大限に楽しむためには、適切なサーブ温度やグラス選び、さらにはデキャンタージュの要否を知ることが重要です。以下に、それぞれのポイントについて詳しく解説します。


サーブ温度: ピノノワールに最適な温度とは?

ピノノワールの香りや味わいは、サーブ温度によって大きく影響を受けます。最適な温度は14~16℃と言われており、この温度帯が果実味や酸味、香りのバランスを最も引き出します。

温度が低すぎる場合(10℃以下
香りが閉じてしまい、ピノノワール特有のフルーティーさやフローラルな香りが十分に楽しめません。味わいも薄く感じられることがあります。

温度が高すぎる場合(18℃以上)
酸味が弱まり、フレッシュさが失われます。アルコール感が強調され、全体のバランスが崩れてしまいます。

家庭での温度管理のポイント
冷蔵庫で冷やす場合
飲む約1時間前に冷蔵庫に入れ、飲む直前に取り出します。これで14~16℃に近い状態になります。

冷やしすぎた場合
冷蔵庫から出してすぐに飲むと冷えすぎていることがあるため、10分ほど常温で置いてから飲むと良いでしょう。

温度を少し下げたい場合
冷えた保冷剤をグラスの外側に軽く当てる、またはバケツに氷水を張ってボトルの1/3ほど浸すと短時間で温度を調整できます。

季節に応じた工夫
夏場は少し冷やして10℃程度から飲み始め、グラスの中で温度が上がる過程を楽しむのもおすすめです。

グラス選び: ピノノワール専用のグラスがなぜ重要なのか?

ピノノワールを楽しむためには、適切なグラス選びが重要です。広いボウル型のグラスは、ピノノワール専用としてデザインされたものが多く、香りや味わいを最大限に引き出します。

広いボウル型のメリット

香りが広がりやすい
グラスの中で空気と接触する面積が広がるため、ピノノワール特有の複雑な香りが開きやすくなります。

飲むときの流れ
グラスの形状によって、ワインが舌の先に流れ込むため、果実味や酸味をバランスよく感じられます。

グラスの回しやすさ
大きなボウル型のグラスは、ワインを回しやすく、香りを立たせるのに効果的です。

選び方のポイント:

高さと口径のバランス
ボウルの高さが適度で、飲み口が少し狭まっているものが理想的です。

素材
薄いガラスで作られたグラスは、ワインの繊細なニュアンスをより感じやすくなります。

専用グラスがない場合
広口の赤ワイン用グラスでも代用可能です。あまり小さなグラスや細いグラスは香りを閉じ込めすぎるため、避けたほうが良いでしょう。

デカンタージュ: 基本はデカンタしないが、するケースの紹介

ピノノワールは、一般的にデカンタージュを必要としない品種とされています。その理由は、ピノノワールが果皮の薄いブドウであり、タンニンが控えめで繊細な香りを持つため、長時間空気に触れることでバランスが崩れる可能性があるからです。

しかし、一部のケースではデカンタージュを行うことで、香りや味わいが改善される場合もあります。以下のケースを参考にしてください。

デカンタージュが有効な場合

若いヴィンテージ
瓶詰めから数年しか経っていないピノノワールは、香りが閉じていることがあり、軽く空気に触れさせることで香りが開きます。

自然派ワイン
酸化防止剤を最小限に抑えたピノノワールは、瓶内での香りが閉じていることがあるため、短時間のデカンタージュで風味が整うことがあります。

スクリューキャップのワイン
スクリューキャップのピノノワールも場合によっては還元しており、本来の香りが出ていないことがあります。時間を置くと本来の香りがでてきますが、抜栓直後に香りを出したい場合はデカンタージュが有効です。

デキャンタージュの方法:

時間
10~15分程度の短時間にとどめる。長時間空気に触れると、酸化が進みすぎる場合があります。

デキャンタの形状
ピノノワールの場合、広すぎるデキャンタではなく、細長い形状のデキャンタを選ぶことで空気との接触を抑えられます。

デキャンタージュが不要な場合
熟成したヴィンテージのピノノワールは、すでに香りが十分に開いているため、デキャンタージュは逆効果になることがあります。この場合、ボトルを開けてそのままグラスで香りを楽しむのがおすすめです。

§2.食事とのペアリング

ピノノワールは、その軽やかで繊細な味わいと豊かな酸味から、多様な料理と相性の良い品種です。食事とのペアリングを考える際には、ピノノワールの特徴を活かしながら、料理の味わいや食材とのバランスを意識することが重要です。ここでは、基本的な考え方から、相性の良い料理と避けたい料理の例をご紹介します。


基本の考え方: ピノノワールの味わいを活かす料理選び

ピノノワールのペアリングを考える際には、以下の特徴を押さえることがポイントです。

酸味の高さ
料理の油っぽさを和らげる効果があり、脂の乗った料理と良く合います。

軽やかな果実味
鶏肉や魚介など、重すぎない料理の味を引き立てます。

タンニンが控えめ
繊細な料理や淡白な味わいの料理とも調和しやすいです。

具体的には、ピノノワールの酸味が脂っこい料理のこってり感を中和し、果実味が料理にフルーティーなアクセントを加えます。また、タンニンが少ないため、繊細な味わいの和食や軽い肉料理とも良い相性を見せます。


相性の良い料理例

ピノノワールのペアリングの幅広さを活かして、料理選びの参考にしてください。

鴨肉のロースト
鴨肉のジューシーな旨味と脂が、ピノノワールの酸味と調和します。特にブルゴーニュのピノノワールと相性抜群です。

サーモンのグリル
脂の乗ったサーモンは、ピノノワールの軽やかさと酸味でバランスが取れます。レモンやバターソースを添えるとさらに美味しく楽しめます。

きのこを使った料理
リゾットやソテーなど、きのこの旨味と土の香りはピノノワールの持つアーシーなニュアンスと絶妙に合います。

和食(天ぷら、すき焼き、焼き魚)
繊細な味付けの和食はピノノワールのフルーティーさや控えめなタンニンと相性が良く、特に甘辛いタレがすき焼きのような料理にはピッタリです。

チーズ
軽めのブリーチーズやカマンベールのようなクリーミーなチーズが、ピノノワールの果実味を引き立てます。


避けたい料理例

一方で、ピノノワールの繊細な味わいを損ねてしまう可能性がある料理もあります。以下の例を参考に、ペアリング時には注意してください。

スパイシーすぎる料理
辛みが強い料理は、ピノノワールの酸味や果実味を覆い隠してしまいます。例えば、カレーや激辛中華料理は避けた方が無難です。

濃厚なクリームやチーズソースの料理
ラザニアやアルフレッドソースのような濃厚で重い料理は、ピノノワールの軽やかさとバランスが取りにくくなります。ただ、クリームやチーズの加減を調整してあげることで、ピノノワールとのバランスがとれることもありますので、全く相性が悪いということでもありません。あくまで、濃厚な料理は避けた方が無難ということです。

非常に甘い料理
デザートや砂糖が多く使われた料理は、ピノノワールの酸味やフルーティーさを打ち消してしまいがちです。

グリルやスモークの強い料理
スモークが強いバーベキューや濃いバーベキューソースは、ピノノワールの繊細な香りを圧倒してしまいます。


ピノノワールは、その軽快さとエレガンスゆえに、多くの料理との組み合わせを楽しめる万能な品種です。ただし、料理の濃淡や味付けを考慮しながらペアリングを選ぶことで、ワインと食事が互いに引き立て合う最高のマリアージュが完成します。次回の食事には、ぜひこれらのコツを活かしてピノノワールとの組み合わせを楽しんでみてください!

§3.なぜピノノワールの価格は高くなるのか?

ピノノワールは、世界中で愛される品種である一方、一部のワインは驚くほど高額になることがあります。その価格には、栽培の難しさや産地の特性、生産者の技術、さらには希少性と需要が深く関わっています。以下に、それぞれの理由を詳しく解説します。


栽培の難しさ

ピノノワールは「気まぐれな品種」と呼ばれるほど、栽培が難しいことで知られています。そのため、収穫量が安定せず、生産コストが高くなることが価格の上昇につながります。

果皮の薄さ:
ピノノワールは果皮が非常に薄く、病害虫に弱い品種です。特に湿度の高い気候では、カビや灰色かび病のリスクが高まります。このため、農薬の使用を最小限に抑える生産者は、細やかな管理が求められます。

天候への敏感さ:
温度や降水量などの気象条件に強く影響を受けます。特に冷涼な地域で育てられることが多いため、霜や雹(ひょう)の被害も発生しやすいです。これらの要因が、栽培を一層困難なものにしています。

低収量:
ピノノワールは生育が不安定で、他の品種と比べて収穫量が少ないため、一粒一粒の価値が高まります。この低収量がワインの希少性を高める一因となっています。


産地のテロワール(畑の個性)

ピノノワールは、育つ土地の土壌や気候、環境の影響を非常に受けやすい品種です。そのため、産地のテロワール(畑の個性)が価格に大きく影響します。

ブルゴーニュの特級畑(グラン・クリュ):
特にフランス・ブルゴーニュ地方の特級畑は、限られた面積と長い歴史の中で、他にはない品質を生み出してきました。こうした畑は、地質や気候の条件がピノノワールに最適であり、それが価格に反映されます。

テロワールの違いが味わいに表れる:
ピノノワールは、土壌や気候の細かな違いをワインに反映するため、同じ地域でも畑ごとに味わいが異なります。この特性が、特定の畑やヴィンテージに対する需要を高めています。


生産者の技術と歴史

ピノノワールの価格を高めるもう一つの要因が、生産者の技術力とその背景にある長い歴史です。

伝統と革新の融合:
フランス・ブルゴーニュ地方では、何世代にもわたって受け継がれた伝統的な技術が、現代的な革新と組み合わされています。例えば、オーク樽の使用やマセラシオン(果皮と果汁の接触時間)の調整は、ピノノワールの個性を最大限に引き出す重要な工程です。

手作業へのこだわり:
多くの高品質なピノノワールは、収穫から選果、発酵、熟成に至るまで、ほぼすべてが手作業で行われます。特に特級畑では、一粒ずつ厳選されることも珍しくありません。

生産者の名声:
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティやアンリ・ジャイエなどを筆頭にいわゆるトップドメーヌと呼ばれるピノノワールの造り手は、その名声だけでも価格が跳ね上がる要因となります。


希少性と需要

ピノノワールは生産量が少なく、需要が高いことも価格が上がる大きな理由です。

少量生産のワイン:
高品質なピノノワールは、意図的に収量を絞ることで、味わいを濃縮させています。そのため、市場に出回る本数が限られ、希少価値が高まります。

コレクターの存在:
世界中のワイン愛好家やコレクターが特級畑のピノノワールを求めているため、競争が激化し、価格が上昇します。特にオークション市場では、希少なヴィンテージが驚くべき高値で取引されることも珍しくありません。

長期熟成のポテンシャル:
高品質なピノノワールは長期熟成が可能であり、年月を重ねるごとに価値が上がることも、価格の高さを支える一因です。


ピノノワールの価格が高くなる理由には、栽培の難しさ、テロワールの個性、生産者の技術、そして希少性と需要が深く関わっています。それぞれの要素が相互に作用し、一部のピノノワールは「芸術品」とも言える存在になっています。

次の章では、世界で最も高額なピノノワールについて具体的に見ていきます。これらのワインには、どのような物語や価値が秘められているのか、一緒に探ってみましょう。

§4.世界で最も高額なピノノワールベスト10

「ピノノワール」の探求もいよいよ最終章です。ここでは、世界で最も高額なピノノワールを紹介します。ブルゴーニュ地方を中心に生まれるこれらのワインは、ただの飲み物ではなく、歴史や文化、そして生産者の情熱が詰まった芸術品ともいえる存在です。その価格の背景には、希少性、産地のテロワール、生産者のこだわり、そして世界中の愛好家からの需要が関わっています。今回は、その中でも特に注目されるベスト5を詳細に、6位以下は表形式でご紹介します。


5位: ルロワ・リシュブール グラン クリュ
Leroy Richebourg Grand Cru

平均価格: $10,555(約1,520,000円)

ブルゴーニュ地方で最も評価の高い特級畑の一つであるリシュブール。この畑で育つピノノワールは、凝縮感のある果実味、エレガントな酸、そして滑らかなタンニンを持ちます。ルロワが手掛けるこのワインは、さらにその魅力を極限まで引き出し、飲むたびに新たな発見があると評されています。特に熟成後に現れるスパイスやトリュフの香りは、このワインならではの特徴です。


4位: ルロワ・シャンベルタン グラン クリュ
Leroy Chambertin Grand Cru

平均価格: $13,933(約2,010,000円)

シャンベルタンは「王のワイン」として知られるブルゴーニュを代表する特級畑。このルロワのシャンベルタンは、深みのある複雑な香り、完璧なバランスを持つ味わいが特徴です。わずかに甘い果実味と豊かな土壌のニュアンスが融合し、非常に長い余韻を楽しむことができます。


3位: ドメーヌ ジョルジュ & クリストフ ルーミエ・ミュジニー グラン クリュ
Domaine Georges & Christophe Roumier Musigny Grand Cru

平均価格: $17,884(約2,580,000円)

ルーミエのミュジニーは、力強さとエレガンスを兼ね備えたワインとして知られています。このワインの特徴は、長期熟成によって生まれるスパイスや花のような香りの層が絶妙な調和を見せる点です。ブルゴーニュの伝統を守りつつ、現代的な技術でさらに高みを目指すルーミエの情熱が詰まった一本です。


2位: ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ・ロマネ コンティ グラン クリュ
Domaine de la Romanée-Conti Romanée-Conti Grand Cru

平均価格: $24,628(約3,550,000円)

「DRC」の愛称で知られるロマネ・コンティは、ブルゴーニュの象徴的なワインです。その小さな畑から生まれるピノノワールは、力強さと複雑さを兼ね備えた香り、シルクのような舌触り、そして驚くほど長い余韻を持ちます。このワインはワイン愛好家だけでなく、投資家にも高い人気を誇ります。


1位: ルロワ・ミュジニー グラン クリュ
Leroy Musigny Grand Cru

平均価格: $38,267(約5,500,000円)

ランキングのトップに輝くのは、ルロワのミュジニー。比類なき複雑さと凝縮感を持つこのワインは、単なる飲み物の枠を超え、「飲む芸術品」とも称されます。極めて低収量のブドウを使用し、全ての工程で最高の品質を追求した結果、この圧倒的な価値を生み出しています。


TOP10の表

順位ワイン名スコア平均価格
1位ルロワ ミュジニー グラン・クリュ98$38,267(約5,500,000円)
2位ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ロマネ・コンティ98$24,628(約3,550,000円)
3位ドメーヌ ジョルジュ & クリストフ ルーミエ ミュジニー96$17,884(約2,580,000円)
4位ルロワ シャンベルタン グラン・クリュ98$13,933(約2,010,000円)
5位ルロワ リシュブール グラン・クリュ97$10,555(約1,520,000円)
6位ルロワ ドメーヌ・ドーヴネ マジ・シャンベルタン98$12,445(約1,790,000円)
7位ルロワ ドメーヌ・ドーヴネ ボンヌ・マール97$11,773(約1,690,000円)
8位ルロワ ロマネ・サン・ヴィヴァン グラン・クリュ98$9,797(約1,400,000円)
9位ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ レ・プティ・モン95$9,264(約1,330,000円)
10位ドメーヌ ルーミエ エシェゾー グラン・クリュ93$14,714(約2,120,000円)

参考元:The World’s Most Expensive Pinot Noirs on Wine-Searcher

これらのピノノワールは、その味わいや品質、そして背後にある歴史や文化が生み出す特別な体験を私たちに提供してくれ、「一生に一度は飲みたい」と思わせるほどの魅力を持っています。もしこれらの名品を味わう機会があれば、その一杯を存分に楽しんでください。それは、ただの飲み物を超えた特別な瞬間となるでしょう!

§5.まとめ

ピノノワールの振り返り

全5回にわたる「ピノノワール」探求の旅、いかがでしたか?このシリーズでは、ピノノワールの基本的な特徴から歴史、産地、栽培や醸造の秘密、そして楽しみ方や極上の一本までを掘り下げてご紹介しました。

ピノノワールは、繊細でエレガントな味わいを持ちながら、栽培の難しさやテロワールの表現力の豊かさから、ワイン愛好家にとって特別な存在です。その一杯には、ブドウの生育環境や生産者の情熱が詰まっており、ワインを超えた「物語」を感じられる品種といえます。


ピノノワールをもっと楽しむために

ピノノワールの楽しみ方は、日常から特別な日の一杯まで多岐にわたります。この品種をさらに楽しむためのポイントをいくつかおさらいしてみましょう。

温度とグラス選び: サーブ温度や専用グラスを意識するだけで、ワインの味わいが格段に変わります。自分だけの最適な条件を探してみてください。

料理とのペアリング: ピノノワールの酸味や果実味を活かした料理選びで、食卓をより華やかに演出できます。特に鴨肉や和食との相性は絶品です。

特別なワインへの挑戦: 憧れのピノノワールを飲む機会があれば、その一杯に込められた物語に思いを馳せてみてください。それは、きっと忘れられない体験となるでしょう。


ピノノワールは奥深い世界を持つ品種です。探求を重ねることで、新たな発見や感動が次々と生まれます。ぜひこの記事を参考に、次の一本を手に取ってみてください。そして、ワインの楽しみがさらに広がる素敵なひとときをお過ごしください!

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