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[2024年最新]ソムメモ【第5回 フランス概論】ソムリエ完全解説

[2024年最新]ソムメモ【第5回 フランス概論】ソムリエ完全解説

はじめに

フランスはワインの生産と輸出において世界をリードする国です。フランスのワイン文化は、その歴史、気候、主要なブドウ品種、そして厳格な品質管理によって成り立っています。今回は、フランスのワインに関する基本的な情報を解説します。


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目次

  1. プロフィール
  2. 歴史
  3. 気候風土
  4. 主要ブドウ品種
  5. ワイン法と品質分類
  6. 栽培地域のゾーン区分
  7. 世界のワイン産地における主な気候
  8. まとめ

1. プロフィール

フランスは世界有数のワイン生産国であり、その国土は六角形の形状をしているため「ヘキサゴン」とも呼ばれます。フランス全土に広がるブドウ畑の総面積は約75万ヘクタール(2020年統計)に及び、その広大な土地で年間およそ4580万ヘクトリットルのワインが生産されています(2020年統計)。

また、フランスのワインは国際的にも高い評価を受けており、2018年のワイン輸出額は89億ユーロで世界一位となりました。フランス・ワイン&スピリッツ輸出連盟によると、フランスワインの最大の市場はアメリカですが、近年では中国市場が急速に拡大しています。

フランスのワイン産業はその品質と多様性で知られ、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュなどの有名なワイン産地が多くの愛好家に支持されています。これらの地域では、それぞれ特有の気候と土壌が優れたブドウを育て、高品質なワインを生み出しています。フランスのワインはその風味や香り、そして歴史的背景からも多くの人々に愛され続けています。

次に、フランスのワインの歴史について詳しく見ていきましょう。

2. 歴史

フランスのワインの歴史は古く、紀元前6世紀に遡ります。当時、古代ギリシャの一民族であるフォカイア人が今日のマルセイユに上陸し、初めてブドウ栽培がもたらされました。その後、古代ローマ人によってブドウ栽培とワインづくりが広がり、紀元1世紀頃にはローヌ地方にブドウが植えられました。この流れはボルドーやブルゴーニュに広がり、4世紀にはシャンパーニュまで達しました。

中世に入ると、ローマ・カトリック教会の権力が拡大し、ベネディクト派やシトー派の修道僧たちによってブドウ畑が大いに拡大されました。これらの修道僧たちは、ワインの品質向上に寄与し、現代のフランスワインの礎を築きました。

1789年のフランス革命では、貴族や教会の財産であるブドウ畑が没収され、ブルジョワジー(市民階級)に渡りました。これにより、19世紀には市民の間でワインが広く愛飲されるようになりました。しかし、19世紀後半にはフランス全土のワイン産地で病虫害が広がり、ベト病(1878年)やウドンコ病(1850年)、そしてフィロキセラが大きな打撃を与えました。

その後も、第一次世界大戦や世界恐慌の影響で粗悪なワインの流通や産地偽装などの不正が横行しました。この問題を解決するため、1935年にはINAO(国立原産地及び品質機関)の前身が設立され、AOC(原産地統制呼称)が制定されました。これにより、原産地の真正性が保護され、ワインとそのテロワールとの関係が確立されました。

フランスのワイン史は多くの変遷を経て、今日の高品質なワイン産業を築き上げました。この豊かな歴史がフランスワインの魅力をさらに高めています。

出来事
紀元前6世紀フォカイア人がマルセイユに上陸し、ブドウ栽培をもたらす
紀元1世紀頃ローマ人によるローヌ地方へのブドウ栽培の拡大
4世紀ブドウ栽培がシャンパーニュまで拡大
中世ローマ・カトリック教会の修道僧によるブドウ畑の拡大
1789年フランス革命による貴族・教会のブドウ畑の没収と市民への移転
19世紀後半病虫害(ベト病、ウドンコ病、フィロキセラ)による被害
1935年INAOの前身設立とAOC制度の制定

次に、フランスの気候風土について詳しく見ていきましょう。

3. 気候風土

フランスのワイン産地は、北緯42度から51度に広がっています。この範囲は日本で言えば北海道からサハリン(ロシア)に相当する高緯度に位置していますが、フランスは暖流の影響を受けており、厳しい寒さを免れています。この気候条件が多様なブドウの栽培に適している要因の一つです。

フランスの主要なワイン産地の気候は地域によって異なり、それぞれの気候が特有のワインスタイルを生み出しています。

海洋性気候

  • ロワール川下流
  • ボルドー地方

これらの地域は海洋性気候の影響を強く受けており、冬は温暖で夏は比較的涼しいです。年間を通じて降水量が均等に分布しているため、ブドウの生育に適した環境が整っています。ボルドー地方は、メドックやサンテミリオンなど、世界的に有名なワイン生産地を含み、豊かな風味と複雑な味わいのワインが生産されます。

大陸性気候(半大陸性気候)

  • ロワール川上流
  • ブルゴーニュ
  • アルザス

これらの地域は大陸性気候または半大陸性気候に属し、冬は寒冷で夏は暑くなります。特にブルゴーニュ地方は、気温の変動が大きく、土壌の多様性も相まって、非常に個性的なワインが生産されます。ピノ・ノワールやシャルドネといった高品質なブドウ品種が栽培されています。アルザス地方は、ライン川沿いに位置し、白ワインの産地として有名です。

地中海性気候

  • ラングドック
  • プロヴァンス
  • 南部ローヌ

これらの地域は地中海性気候に属し、夏は暑く乾燥し、冬は温暖です。降水量は少なく、太陽の光が豊富に降り注ぐため、ブドウの糖度が高まり、アルコール度数の高いフルボディのワインが生産されます。プロヴァンス地方は、ロゼワインの産地としても知られており、南部ローヌ地方では、シラーやグルナッシュといった品種が栽培され、多様なワインが生産されています。

フランスの各ワイン産地は、その気候風土(テロワール)により、特有のワインが生み出されており、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けています。

次に、フランスの主要ブドウ品種について詳しく見ていきましょう。

4. 主要ブドウ品種

フランスは多様なブドウ品種が栽培されており、それぞれの品種が特定の地域やワインスタイルに特化しています。ここでは、フランスで主要な白ブドウと黒ブドウの品種について詳しく見ていきましょう。

白ブドウ

ユニ・ブラン (Ugni Blanc)

別名:サンテミリオン (Saint Émilion)、デシャラント (des Charentes)

主にブランデーの原料として栽培されています。

フランス各地で異なる呼び名で知られており、地域によってはサンテミリオン、デシャラントなどと呼ばれます。

シャルドネ (Chardonnay)

別名:ムロンダルボワ (Melon d’Arbois)、オーベーヌ (Aubaine)、ガメイ・ブラン (Gamay Blanc)、ボーノワ (Beaunois)、ムロン・ブラン (Melon Blanc)

世界中で人気の高い品種であり、フランスではブルゴーニュ地方を中心に栽培されています。

白ワインの基盤となる品種で、シャンパーニュの生産にも使用されます。

ソーヴィニョン・ブラン (Sauvignon Blanc)

別名:ブラン・フュメ (Blanc Fumé)

主にロワール渓谷地方とボルドー地方で栽培されており、爽やかな酸味と草のような香りが特徴です。

ソーヴィニョン・ブランから作られるワインは、爽やかでフルーティーな味わいが魅力です。

黒ブドウ

メルロ (Merlot)

フランスで最も栽培面積が広い黒ブドウ品種です。

主にボルドー地方で栽培されており、柔らかいタンニンと豊かな果実味が特徴です。

メルロは単独でもブレンドしても優れたワインを生み出します。

グルナッシュ (Grenache)

南フランスを中心に栽培されている品種で、特に地中海性気候の地域に適しています。

アルコール度数が高く、豊かなフルーツフレーバーが特徴です。

グルナッシュは、ロゼワインの生産にも多く使用されます。

シラー (Syrah)

別名:セリーヌ (Sérine)

ローヌ渓谷地方で主に栽培されており、スパイシーで濃厚な味わいが特徴です。

シラーは、しっかりとしたタンニンと深い色合いを持つワインを生み出し、熟成によって複雑な風味が増します。

フランスの多様なブドウ品種は、それぞれの地域の気候や土壌に適応し、多様なワインスタイルを生み出しています。これらの品種は、フランスワインの品質と多様性を支える重要な要素です。

次に、フランスのワイン法と品質分類について見ていきましょう。

5. ワイン法と品質分類

2009年から適用された新しいワイン法により、フランスのワインはEUの規定に基づいて分類されています。以下に、EUおよびフランス国内のワインの分類と、その特徴を詳述します。

EUの分類

地理的表示付きワイン

AOP (Appellation d’Origine Protégée): 原産地呼称保護

品質と特徴が特殊な地理的環境に起因しています。

指定地域内で栽培されたブドウのみを使用し、ヴィティス・ヴィニフェラ種に限ります。

IGP (Indication Géographique Protégée): 地理的表示保護

生産地に起因する品質、名声、特徴があります。

指定地域内で栽培されたブドウを85%以上使用し、ヴィティス・ヴィニフェラ種およびその交雑種が原料となります。

地理表示のないワイン

VSIG (Vin de France)

地理的表示のないワインとして、品種や収穫年の表示が一定の条件のもとで可能です。

フランス国内の分類

地理的表示付きワイン

AOC (Appellation d’Origine Contrôlée) = AOP

AOPと同様に、厳しい規定のもとで生産されるワインです。

IGP

旧分類のヴァンドペイ(Vin de Pays)がIGPに該当します。昔のラベルにはこの表記が残っています。

地理表示のないワイン

Vin de France

地理的表示のないワインとして、品種や収穫年の表示が一定の条件のもとで可能です。

EUの分類フランス国内の分類
AOP (Appellation d’Origine Protégée)AOC = AOP
IGP (Indication Géographique Protégée)IGP (旧ヴァンドペイ)
VSIG (地理表示のないワイン)Vin de France (地理表示のないワイン)

ラベル表記

2009年以降、フランスワインのラベルには以下の事項が記載されることが義務付けられています。

記載義務事項

  • アルコール度数
  • 原産国
  • 瓶詰業者名(スパークリングワインは生産者と販売業者の表記)
  • スパークリングワインの残糖量の表示
  • 製品のカテゴリー(ワイン、VDLなど)
  • AOP / IGPの表記と名称

任意表記事項

  • 収穫年(記載する場合は少なくとも85%が記載年の収穫ブドウを使用)
  • ブドウ品種(単一表示は85%以上当該品種使用、2品種以上は100%それらのブドウを使用し、多い順に記載)
  • スパークリングワイン以外の残糖量
  • AOP / IGPのEUのシンボルマーク
  • 生産方法に関する記述

スパークリングワインの残糖量の表示

スパークリングワインは残糖量によって以下のように分類されます。

  • 3g/l未満
    • ブリュット ナチュール (Brut Nature)、パ ドゼ (Pas Dosé)、ドサージュ ゼロ (Dosage Zéro)
  • 0-6g/l
    • エクストラ ブリュット (Extra Brut)
  • 12g/l未満
    • ブリュット (Brut)
  • 12-17g/l
    • エクストラ セック (Extra Sec)、エクストラ ドライ (Extra Dry)
  • 17-32g/l
    • セック (Sec)
  • 32-50g/l
    • ドゥミ セック (Demi-Sec)
  • 50g/l超
    • ドゥー (Doux)

スパークリングワイン以外の残糖量の表示

  • 4g/l以下
    • セック (Sec)
  • 12g/l以下
    • ドゥミ セック (Demi-Sec)
  • 45g/l未満
    • モワルー (Moelleux)
  • 45g/l以上
    • ドゥー (Doux)

スパークリングワインと通常のワインの残糖量表示は異なり、スパークリングワインは一般的に酸度が高いため、同じ残糖量でもよりドライに感じられます。この違いを理解することは、ワイン選びにおいて非常に重要です。

次に、フランスの栽培地域のゾーン区分について見ていきましょう。

6. 栽培地域のゾーン区分

EUでは、ワインの品質と特徴を保護するために、栽培地域を特性に基づいてゾーンに分けています。これにより、各地域の気候や土壌に応じた規制が設定され、ワインの品質が確保されています。以下に、EUの栽培地域のゾーン区分とその詳細を説明します。

ZONE A

  • 対象地域: ドイツ
  • 特徴: ZONE Aは、最も寒冷な気候の地域で、ブドウの成熟が遅く、酸度が高いワインが生産されます。

ZONE B

  • 対象地域: フランス(ロワール、アルザス、シャンパーニュ)
  • 特徴: ZONE Bは、温暖な気候を持つ地域で、酸味と果実味のバランスが良いワインが生産されます。

ZONE C-1

  • 対象地域: フランス(ボルドー、ブルゴーニュなど)、イタリア北部、スペイン
  • 特徴: ZONE C-1は、比較的温暖な地域で、さまざまなスタイルのワインが生産されています。ボルドーやブルゴーニュなどの名産地が含まれます。

ZONE C-2

  • 対象地域: フランス南部、イタリア、スペイン
  • 特徴: ZONE C-2は、さらに温暖な地域で、アルコール度数が高く、フルボディのワインが多く生産されます。

ZONE C-3(a)

  • 対象地域: ギリシャ
  • 特徴: ZONE C-3(a)は、非常に暑い地域で、ブドウの糖度が高くなり、しっかりとした味わいのワインが生産されます。

ZONE C-3(b)

  • 対象地域: フランス(コルス)、イタリア南部、スペイン、ポルトガル、ギリシャの一部
  • 特徴: ZONE C-3(b)は、ZONE C-3(a)と同様に暑い地域で、濃厚でフルーティなワインが生産されます。

規制内容

各ゾーンにおいて、最低アルコール度数、補糖、補酸、減酸などの規制が定められています。これにより、各地域の特性に適したワイン生産が推奨され、品質の高いワインが市場に提供されることを目的としています。

次に、世界のワイン産地における主な気候について見ていきましょう。

7. 世界のワイン産地における主な気候

ワインの品質とスタイルは、ブドウが栽培される地域の気候に大きく依存しています。以下に、主要なワイン産地の気候区分とその特徴、栽培に及ぼす影響について詳しく説明します。

大陸性気候

主要産地: ブルゴーニュ、中央・東ヨーロッパなど

特徴: 周囲に海がないため、気温の日較差および年較差が大きく、季節の違いがはっきりしています。フライパンのように熱しやすく冷めやすい気候です。

栽培: ブドウが十分に成熟する前に寒くなる年があるため、ワインの品質にはヴィンテージ差が出やすいです。例えば、ブルゴーニュ地方では、ピノ・ノワールやシャルドネが栽培され、ヴィンテージによって味わいが大きく異なることがあります。

海洋性気候

主要産地: ボルドー、オーストラリア(クナワラ)

特徴: 海沿いの産地は一般的に海洋性気候で、気温の日較差が少なく、湿度が高いです。秋が長く続き、気温の低下がゆるやかに進むのが特徴です。

栽培: 成熟期が長く続くため、ブドウの芳香成分やフェノール類が成熟しやすいです。晩熟のブドウ品種、例えばカベルネ・ソーヴィニヨンに適しています。ボルドー地方では、この気候により複雑でバランスの取れたワインが生産されます。

地中海性気候

主要産地: 地中海沿岸エリア(南仏、スペイン、イタリア)、オーストラリア、カリフォルニア、チリ

特徴: 温暖で乾燥しており、夏は日照に恵まれ、乾燥した気候です。冬は穏やかで雨量が増えます。

栽培: 生育期に雨が少ないため、病害が少なく、安定した成熟期を迎えます。しかし、乾燥した条件は高品質のワイン生産には向かない場合があります。例えば、カリフォルニアのナパバレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネが栽培され、高いアルコール度数と豊かな果実味が特徴のワインが生産されます。

山地気候

主要産地: 山梨、長野、ジュラ、サヴォワ

特徴: 標高が500mから1000m程度のブドウ栽培地域は、平地と比べて気温が低く、天候の変化が大きいです。一般に風が強く、産地の特徴が明確に出やすいです。

栽培: 高地では、冷涼な気候がブドウの酸度を保ち、鮮やかでフレッシュなワインを生産することができます。ジュラ地方では、サヴァニャン種の白ワインが特有の風味を持ち、高評価を得ています。

各地域の気候条件は、その土地ならではのテロワール(風土)を形成し、ワインの品質と個性に大きな影響を与えます。これらの気候区分を理解することで、ワイン選びの際に産地ごとの特徴を活かした選択ができるようになります。

最後に、まとめを見ていきましょう。

8.まとめ

フランスのワインは、豊かな歴史、多様な気候風土、幅広いブドウ品種、厳格なワイン法と品質分類、そして細分化された栽培地域のゾーン区分によって、その品質と多様性が確保されています。

歴史として、紀元前6世紀に古代ギリシャ人がブドウ栽培をもたらし、その後、ローマ人や修道僧によって広まりました。フランス革命や病虫害の影響を受けながらも、1935年にはAOC制度が制定され、ワインの品質が保護されています。

気候風土では、フランスは北緯42度から51度に広がり、海洋性気候、大陸性気候、地中海性気候、山地気候など、多様な気候条件がワインの個性を生み出しています。これにより、地域ごとに異なるスタイルのワインが生産されています。

主要ブドウ品種としては、白ブドウのユニ・ブラン、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、黒ブドウのメルロ、グルナッシュ、シラーが挙げられます。これらの品種が、フランス各地で栽培され、それぞれの地域の特性を反映したワインが作られています。

ワイン法と品質分類では、2009年から適用された新しいワイン法により、EUの規定に基づいたAOP、IGP、VSIGの分類が行われています。ラベル表記には、アルコール度数、原産国、ブドウ品種などが記載されており、品質の高いワインが消費者に提供されています。

栽培地域のゾーン区分では、EUが定めるゾーンAからゾーンC-3(b)までの分類に基づき、各地域の気候特性に応じた規制が設けられています。これにより、地域ごとの気候に適したブドウ栽培が行われ、ワインの品質が保証されています。

世界のワイン産地における主な気候としては、大陸性気候、海洋性気候、地中海性気候、山地気候があり、それぞれがワインの味わいや風味に大きな影響を与えています。

フランスのワインは、その長い歴史と多様なテロワール(風土)の影響を受け、世界中で高く評価されています。これらの知識を基に、フランスワインの魅力をさらに深く楽しんでください。


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