『醸造コンサルタントとMWの夫妻が手がけるハイスペックピノノワール』

【土壌】
古い風化した黄土の堆積物で岩石の多い片岩の沖積土

【醸造】
手摘み収穫されたブドウは少量厳選され、冷蔵トラックでマールボロにあるワイナリーまで一晩のうちに運搬。果実の50％は房ごと残し、残りは房のまま破砕。低温浸漬の後、自然発酵。14日間の発酵期間中に手作業でプランジングを行い、自発的マロラクティク発酵とともに12ヶ月間熟成。澱引きの後、3ヶ月間穏やかに静置。ノンフィルターでボトリング。瓶内熟成瓶13ヶ月間後リリース。

【ワイナリー】
ワイン醸造でコンサルタントのマット・トムソンが妻のソフィーと共に立ち上げたワイナリー。マット・トムソンは、オタゴ大学で生物化学の修士号を取得したのち、1992年からマールボロでワイン造りに従事。この地のワイン業界を牽引した人物。妻であり醸造家でもあるソフィーはマスターオブワインを取得。2008年インターナショナル・ワインチャレンジにおいて、ワインメーカー・オブザイヤーを受賞し、世界的にも実力ある醸造家として名声を得る。

【ソムリエからのコメント】
繊細なレッドチェリー、ラズベリー、スミレを表現するピノ・ノワールは、スイートな風味とすっきりとした下地を持ち合わせています。 天然発酵、50%の全房使用、低トーストのオークを使用することでワインにエレガンス、複雑性、ストラクチャーを与えています。

Expressing delicate red cherry, raspberry and violet, Pinot Noir has a sweet flavor and a clean undertone. Natural fermentation, 50% whole bunch, and low toasted oak give the wine its elegance, complexity and structure.

【オススメのペアリング】
ヴォリュームと旨味満天のワインにはマグロの漬けタルタル仕立てが良いペアリングです。マグロの食感、風味がワインの繊細な香りとタンニンに調和します。やや冷やしめの15度からおたのし見ください。

ギブストン・バレーで最初に植樹されたブドウ畑の一つ。VSP仕立て。